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認知症患者への対応は施設ごとに違います 快適に過ごせる施設の選び方

投稿日:2018年1月14日 更新日:

認知症患者が快適に過ごせる施設の選び方

認知症患者が快適に過ごせる施設の選び方

一人暮らしをしていた母が、いわゆる、まだらボケ症状が出始めたある日、夜中に転んで大腿骨を骨折したため、入院して手術を受けたのですが、入院中に身体拘束をされたせいか、認知症が悪化したため、退院後に母を受け入れてくれる施設を探しました。

認知症患者への対応は施設によってかなり違いがあるので、快適に過ごせる施設の選び方についてまとめました。

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認知症患者への対応は施設によって違います

認知症患者を受け入れてくれる施設には、一時的にはなりますが病院も含まれています。
 
母が骨折したのが年末だったため、病院の都合ですぐに手術を受けることができませんでした。
 
入院した翌日、病院にお見舞いに行くと、母は幅の広いウエストベルトのような拘束具でベッドに縛りつけられていました。
 
危険回避のために「身体拘束」をするかもしれないという説明はあったのですが、拘束をした理由を聞くと、「ここはどこ?家に帰りたい!」と言うために、何度も何度もナースステーションに歩いてきてしまったためという説明でした。
 
母は自宅で転んだ記憶もなければ痛みも感じないらしく、骨折したことを自覚できないため、なぜ自分が病院のベッドにいるのかが理解できなかったようです。
 
それにしても、大腿骨を骨折して、自宅では動くことができなかったのに、何度もナースステーションに歩いて行けたのは不思議としか言いようがないのですが、歩き回ることで骨折した部分が手術で治らなくなってしまっては元も子もないので、拘束することに同意をしました。
 
 
母が入院していたのは6人部屋で、6人ともが母と同じようにベッドに拘束されていました。
 
お見舞いに行くと、母を含め全員が「コレ(拘束具)を外してちょうだい~ ハサミを持ってきて~」などと悲壮な声で叫ぶので、いつもいたたまれない気持ちになりました。
 
数日様子を見たあと、私か姉がお見舞いに来ている間だけ、拘束具を外しても良いという許可が出ましたが、外した途端、ベッドから降りようとするのでなだめるのにとても苦労しました。
 
患者が拘束具を切ってしまわないように、ベッドサイドの引き出しにハサミや果物ナイフなどを入れることは禁止されていましたが、爪切りは大丈夫だろうと入れたままにしておいたところ、なんと、母は一晩かけて爪切りで拘束具を切断してしまったのです!
 
今でも笑い話になっているのですが、そのあと母は、ナースステーションに歩いて行き、「ハサミを貸してください~~~」と言ったそうです。
 
そのとき対応してくれた看護師さんは、「明け方に、いるはずのない人が立っていたので、とっても怖かった」と話していました。
 
当然ながら、レンタルの拘束具は弁償することになりました。(´-`;)トホホ
 
 
この頃、私は、都内の総合病院の入院病棟で働いていており、すべての患者さんの状態を把握できていたわけではないのですが、少なくとも、ひとつの病室に入院している患者さん全員が、ベッドに縛りつけられている光景は見たことがありませんでした。
 
母を私が働いている病院に転院させようかとも考えましたが、色々な問題があって実行できませんでした。
 
骨折した大腿骨の治りの観点では良かったのかもしれませんが、ベッドに縛りつけられることで、認知症は間違いなく悪化しました。
 
手術を受けた翌日、病室に行く前にナースステーションに声をかけようとしたところ、なんと、ナースステーションの中にベッドごと母がいました。
 
手術後、面会時間が終わって、私達が帰ったあと、麻酔が切れて痛みが出始め、情緒不安定になってしまった母が夜中に大暴れをしたのですが、母一人のためだけに人手を割くわけにもいかないので、苦肉の策で机や椅子や備品を全部廊下に出して、母をベッドごとナースステーションに運び入れてくれたとのことでした。
 
家族としては、「身体拘束」は、できればしてほしくはありませんが、看護師さん達のご苦労も目の当たりにしてしまったので、仕方のないことなのかな?という思いもあります。

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認知症患者が快適に過ごせる施設の選び方とは?

この病院の医療連携室で退院後のことについて相談をしたところ、母は独居老人で病気ではなく骨折での入院だったので、認知症状が落ち着けば、リハビリ施設に入所できるので、いくつか見学をして希望する施設に申込みをして順番を待つようにと教えてくれたので、早速、姉が、市内のほとんどのリハビリ施設と老人施設の見学に行ってくれました。

認知症状のひどい人が入所している老人施設では、入所者をベッドに拘束していたり、ベッドの足元に敷いてあるマットを踏むとブザーが鳴るシステムを取り入れていたり、中には紐や入所者に鈴をつけているところもありました。

すべての施設で共通しているのは入口が二重扉になっていて、かなり上の方に設置されているセンサーをタッチしないと扉が開かない構造になっているところです。

交通事故にでも遭ったら大変ですから、言葉は悪いのですが、脱走防止ですね。

第3候補まで申し込めるとのことでしたが、母を安心して任せられる施設は1ヶ所しかありませんでした。

見学時にチェックしたい施設の選びのポイントとは?

・お部屋はプライバシーを保つことができるか?
・トイレや浴室は清潔で使い勝手が良いか?
・共有スペースが十分確保されているか?
・安全面が配慮されているか?
・災害時の避難経路が確保されているか?
・職員が入所者の安全に気を配っているか?
・職員が入所者ににこやかに対応しているか?
・清掃が行き届いているか?
・可能であれば食事の試食をしてみる
・入所者が楽しめるようなレクリエーションが行われているか?

母は、手術後しばらくは歩行器がなくては歩けない状態だったので、拘束具を外してもらえたせいか、退院する頃には認知症状が落ち着いてきたので、3週間ほど自宅で待機したあと、申込みをしていたリハビリ施設に入所することができました。

さいごに

認知症がなかったとしても、性格的に母は集団生活ができないと心配していたのですが、姉が入念に施設の下見をしてくれたお陰で、このリハビリ施設で機嫌よく快適に毎日を過ごすことができました。

数ヶ月経ったら別の施設に移らなければいけない決まりがあるので、次の施設をどこにしようかと検討しているときに、母が「ここ(リハビリ施設)はとってもいい所だけど、やっぱり自分の家がいい」と、毎日のように言うようになったので、認知症とはいえ、これが母の本音なのだろうと受け止め、ケアマネージャーさんに相談して、デイケア(通所サービス)に切り替えることにしました。

リハビリ・入浴・昼食・レクリエーションに週3回通い、デイケア以外の日は姉が様子を見に行ってくれるというメリハリのある生活を最期まで送ることができたので、母も本望だったと思っています。
 
 
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