私はコーヒーが好きで、以前は1日に2~3杯飲んでいましたが、コレステロールや中性脂肪の栄養相談を受けたときに栄養士さんからカフェインも控えるようにとアドバイスされました。
3ヶ月ほどコーヒーをまったく飲まなかったのですが、仕事で上司と一緒に入ったお店で、ジュースを注文できる雰囲気ではなかったため久々にコーヒーを飲みました。
帰宅後、吐き気や動悸がしたのでベッドに入ったのですがまったく眠れず、このとき初めてカフェインの怖さを知りました。
カフェインの飲み物別の含有量とその副作用についてと、おすすめできるノンカフェイン飲料を一覧にまとめました。
カフェインの飲み物別の含有量は?
カフェインが入っている飲み物で一番知られているのはコーヒーだと思いますが、コーヒー以外にもカフェインが入っている飲み物はいくつかあるので、その含有量を記載します。
[カフェインが引き起こす副作用とは?]の章で後述しますが、栄養ドリンクや清涼飲料水にカフェインが入っている場合もあるので注意が必要です。
飲み物150mlあたりのカフェイン含有量の目安
コーヒー(レギュラー):100~150mg
コーヒー(インスタント):70mg
紅茶:50~80mg
緑茶(玉露):180mg
緑茶(煎茶):30mg
抹茶:50mg
ほうじ茶:30mg
ウーロン茶:30mg
番茶:15mg
玄米茶:15mg
毎日の食事のときに朝はパンが多いのでコーヒーか紅茶、ご飯や麺類のときは緑茶か麦茶を飲むことが多く、以前はお水を飲むことは滅多にありませんでした。
こうして改めて比べてみると、コーヒーはカフェインの含有量が高いことが分かりますし、昔からカフェインは体に悪いとは聞いていましたが何がどう悪いのかピンときていなかったので、カフェインが引き起こす副作用について調べました。
カフェインが引き起こす副作用とは?
私が3ヶ月ぶりにコーヒーを飲んで具合が悪くなったのと同じ頃、自動販売機やコンビニで簡単に買えるカフェイン入りの清涼飲料水をよく飲んでいる子どもたちに異変が起きているというニュースを目にしました。
Yahoo!ニュース特集編集部が行った養護教諭1096人へのアンケートで「カフェイン入りの清涼飲料水を習慣的に飲んでいる子どもが自分の学校にいる」と答えた養護教諭は、中学で24.4%、高校では48.4%おり、「問題がある子どもがいることを把握している」という趣旨の回答が80件ありました。
カフェイン入りの清涼飲料水を飲むと夜遅くまで起きていられることから、テスト前夜や受験勉強をするために飲み始めたことがきっかけで習慣になってしまった生徒が、普段はおとなしいのにカフェインの中毒症状で興奮状態になり、人格が変わってしまったように学校で暴れたり叫んだりした例がありました。
そのほかの症状として、頭痛・頻脈・頻呼吸・胸痛・テンションのアップダウン(躁鬱)が激しくなる・憂鬱になって死にたくなる・イライラする・飲むことをやめられないなどの依存性もあり、カフェイン中毒の影響である可能性が高いという結果でした。
コーヒーと違ってカフェイン入りの清涼飲料水は子どもたちにも飲みやすく作られているので、カフェインの副作用・依存性・中毒性を知らないまま、試験前に食事代わりに何本も飲んで救急搬送された生徒もいました。
この清涼飲料水を常飲していた20代の男性が、清涼飲料水と濃度が高く安価なカフェインの錠剤を過剰摂取して救急搬送され、死亡した例もあります。
日本中毒学会で発表された調査によると、2011〜2015年度に全国の救急施設に搬送されたカフェイン中毒患者は101人。7人が心停止でそのうちの3人が死亡しており、カフェイン錠剤が主因と診断されている患者が多いものの、カフェイン入りの清涼飲料水だけで搬送された例も4人ありました。このカフェイン入りの清涼飲料水を飲んで、米国の14歳の少女が死亡したという例もあります。
救急搬送されても、カフェイン中毒の症状が救急隊員や医師にあまり認知されていないという事実を知り恐ろしくなりました。
自分の身は自分で守らなければいけませんね!
おすすめのノンカフェイン飲料一覧
カフェインが含まれていないノンカフェイン飲料
・麦茶
・昆布茶
・たんぽぽ茶
・タンポポコーヒー
・はと麦茶
・ルイボスティー
・ローズヒップティー
・カモミールティー
・黒豆茶
・どくだみ茶
・甜茶
・杜仲茶
・ゴーヤ茶
・そば茶
・小豆茶
・コーン茶
・どくだみ茶
・はぶ茶
・桑の葉茶
・柿の葉茶
・枇杷の葉茶
・クコ茶
・アロエ茶
・クマザサ葉茶
・グァバ茶
・明日葉茶
・よもぎ茶
※コカ・コーラの爽健美茶・アサヒ十六茶・キリンのカフェインゼロ生茶などの市販のペットボトルの飲料もノンカフェインです。
上記のようにカフェインが含まれていないお茶はたくさんあるので、味で選んだり、健康目的で選ぶのも楽しいですね♪
カフェインはとりたくないけど、どうしてもコーヒーが飲みたいという方には、ノンカフェイン・ディカフェ・カフェインレスコーヒーがお勧めです!
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