
空中ヨガ
重力から解放されることで自由自在な動きが可能となる空中ヨガは、その斬新さとフィットネス効果とがニューヨークで注目を浴び、世界に広がりました。
空中ヨガのやり方とメリット、空中ヨガを行う際の注意点についてまとめました。
空中ヨガのやり方とメリットは?
空中ヨガは、エアリアルヨガ・ハンモックヨガ、フライングヨガなどとも呼ばれており、天井から吊り下げたティシューというハンモック状の布を使って、空中で重力に身を委ねて行うヨガのことです。
通常のヨガでは取ることができないポーズも、空中ヨガではティシューと重力に手伝ってもらえるので可能になります。
ティシューの上で足を開脚させて立ったり、鉄棒に見立てて腕を絡ませてから足を前方向や後ろ方向に持ち上げたり、ブランコのように使ったり、腰に引っ掛けてぶら下がったり、うつ伏せまたは腕立て伏せの状態から足首を引っ掛けるなど、空中ヨガのポーズはたくさんあります。
運動をしたいと思っても苦手意識が働いてなかなか長続きしない方にも、遊び感覚で楽しく続けられる空中ヨガはおすすめです!
空中ヨガのメリット
通常のヨガよりも簡単にポーズをとることができる
空中ヨガのメリットは、地上で行うことが難しいポーズも重力とティシューの力を利用することで取りやすくなることです。
ヨガ初心者さんや運動が苦手な方や体が硬い方でも、薄くて弾力性のある柔らかいティシューの特性を活かして、通常のヨガよりも体に負担をかけずにポーズを取ることができたり、肩や首に負担がかかりやすい逆立ちのポーズも、ティシューにぶら下がれば簡単にできるようになります。
体幹を鍛えられる
空中ヨガは、下方向に働く重力と上方向に引き上げるティシューのサポート力で無駄な力が抜けて、自分の中心軸が感覚的に分かるようになり、体にあまり負担をかけずに体幹を鍛え身体の歪みを矯正することができます。
空中に浮いている状態で、通常はしない動きやポーズを取ることで筋力がついてきます。
血行が促進される
空中ヨガでは、逆さまになった状態でのポーズが多いので、下半身に溜まりがちな血流も自然と全身に促進されることで、体内の老廃物が排出されやすくなり、むくみやの冷えが解消され、基礎代謝があがることで新陳代謝も促進されアンチエイジング効果が期待されるほか、脳の活性化にもつながります。
リラクゼーション効果
空中ヨガは、日常ではなかなか味わうことのできない空中という空間で、重力の効果やティシューにすっぽりと包まれることでお母さんのお腹の中にいたときのような安心感が得られ、呼吸や自分自身へ意識を向けやすくなるので、心と身体を解放して深いリラクゼーション効果を体感することができます。
姿勢を矯正する効果
普段の生活習慣で、気づくと脚を組んでいたり、立っているときに重心を左右どちらか片方にかけてしまったり、利き手ではない方の肩や手でバッグを持ってしまうなど、知らず知らずのうちに体に歪みが生じているかもしれません。
空中ヨガで逆さまになることで、背骨と背骨の間にスペースができ、腰痛や猫背の予防にも効果的があり姿勢の矯正に繋がります。
空中ヨガの注意点
空中ヨガを行うときの服装
・ノースリーブですと、脇の下にティシューを挟むポーズを行うときに、摩擦によってケガをしたり、汗や臭いが染み付いてしまうので、他の方を不快な気持ちにさせないためにも、長袖または半袖のトップスを、ボトムスもトップスと同様の理由で露出の少ないものを選びましょう。
・空中ヨガの場合は、逆さになるポーズが多いので、ゆったりとしたウエアだとティシューに絡まる恐れもあるため、身体にフィットしたものを選びましょう。
・ティシューを傷付ける可能性があるので、ジッパー等の金具の付いたウェアを選ばないようにしましょう。
アクセサリー・他
・ティシューはデリケートな素材のため、指輪・ピアス・ネックレス・ベルトなどは外しましょう。
・爪が長い方は、ティシューと爪の保護のために薄手の手袋を着用しましょう。
・ティシューに匂いがつくため、香水をつけるのはやめましょう。
持病がある方
・高血圧・低血圧の方
・心臓病の持病のある方
・首や腰に持病のある方
・妊娠中の方
・骨粗しょう症の方
・最近、頭部にケガをされた方
・人工股関節を置換されている方
・最近手術をされた方
・三半規管の弱い方
持病のある方は、医師に相談してから空中ヨガを行うことを強くお勧めします。また、体臭がきつい方はレッスンを受講できない施設もあります。
食事についての注意
お腹が空きすぎているのもあまり良くないですし、胃に食べ物が入っている状態で逆さまになると、不快感を催す場合があるため、空中ヨガを行う2時間前までに軽い食事を済ませることをおすすめします。
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