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八重歯の矯正は必ず抜歯をするの?治療方法と矯正のメリットとは?

八重歯の矯正方法とメリット 暮らし/衣・食・住
八重歯の矯正方法とメリット
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八重歯の矯正方法とメリット

八重歯の矯正方法とメリット

永久歯が生える順番や時期には個人差がありますが、一般的に犬歯は一番最後に生えてきます。

食生活などの変化で顎が小さくなり、永久歯が生える十分なスペースがなくなったために外側にはみ出して生えてしまった犬歯を八重歯といいます。

八重歯の矯正をする場合は必ず抜歯をするのかどうかと、治療の方法と、矯正をすることによって得られるメリットについてまとめました。

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八重歯の矯正は必ず抜歯をするの?

八重歯は、日本ではチャームポイントとして捉えられていますが、海外では吸血鬼のような歯と思われてしまい印象が悪いのです。
 
見た目の印象だけでなく、歯並びが乱れていることで歯磨きが不完全になりやすく、食べカスが残ってしまって不衛生になり、歯石・虫歯・歯周病・口臭・口内炎の原因になることもあります。
 
また、尖った犬歯が外向きに生えているため、口腔内や唇を傷つけたり、咬み合わせにも悪影響を与え、周りの歯に負担が多くかかってしまうこともあります。
 
私が学生時代にルームシェアをしていた友人も上あごの両側に八重歯がありました。
 
かわいらしい印象しかなく、本人も八重歯を気に入っていたのですが、寝ている間も唇を咬んでしまうのでいつも血が滲んでいて、食べ物をポロポロと口からこぼすことが多く、サ・シ・ス・セ・ソがシャ・シ・シュ・シェ・ショに聞こえ、話をしている最中にヨダレが出てしまうこともあり、虫歯もできやすくよく歯医者さんに治療に通っていました。
 
 
八重歯の矯正治療は、歯科医の判断によりますが、歯の生え方や口腔内の状態によって、抜歯が必要になる場合と抜歯をしなくても良い場合があります。
 
八重歯を矯正しようと歯科で診察を受けた結果、抜歯の必要があると指摘されたら、健康な歯を抜いてまで矯正を行うことに疑問を持ってしまうのは当然のことと思います。

抜歯を行う理由

歯が正しい位置に収まるスペースを確保するため
 
そもそも八重歯になってしまった原因の多くは、顎が小さいために、歯がアーチを描くように横一列にきちんと並ぶことができなかったことです。
 
例外もありますが、親知らずを数に入れない場合は、永久歯は上下14本ずつ合計28本あります。
 
矯正をするには、八重歯を移動させて正しい位置に収めるスペースを作らなければなりません。
 
もともと14本しか歯の生えるスペースがないところに既に八重歯があるということは、口腔内の状態によっても異なりますが、歯の数を13~12本に減らさなければ不正咬合は修正できないということが矯正で抜歯が必要となる一番の理由です。
 
奥歯を正常な状態に保つため
 
歯列全体を大きく奥歯側に移動させる矯正を行うことで、前歯側に空間ができれば抜歯をしないことも可能ですが、奥歯が前方に倒れてしまうリスクがあります。
 
矯正前の状態に戻ってしまうことを防ぐため
 
八重歯を移動させるスペースがないのに抜歯をせずに無理やり矯正を行うと、矯正装置を外すと歯が矯正前の状態に戻ってしまうリスクが大きくなります。
 
口元が前に出てしまうことを防ぐため
 
前歯側に大きく重なった八重歯を、抜歯をせずに無理に一列に並べようとすると、口元全体が前方に盛り上がってしまい、いわゆるゴリラ顔になってしまう可能性があります。
 
 
八重歯の矯正治療で主に抜く歯は、前歯から4番目の第一小臼歯または5番目の第二小臼歯で、犬歯そのものは通常は抜きません。
 
小臼歯を抜いても噛み合わせに大きな影響はないことから、小臼歯を抜いて前歯の歯列を広げながら矯正を行くことが一般的です。
 
 
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八重歯の矯正治療の方法は?

あごのスペースが狭く、歯が前後に重なって生えていたり、前方に突出していたりと、歯並びの乱れの度合いが大きければ大きいほど抜歯の必要が高くなるといえますが、八重歯を移動させるスペースが十分にある場合や歯並びの乱れが軽度の場合など、抜歯をしなくても良いケースもあります。

抜歯を行わない矯正法

ストリッピング(歯間を削る方法)

八重歯を移動させるスペースを作るために、健康な歯を抜かずに、歯間部分のエナメル質を削る方法です。

歯と歯の隙間を広げる方法

歯にワイヤーを固定して、その弾力で歯を矯正するブラケット矯正装置などを装着する前に、専用のワイヤー装置で、歯と歯の隙間を広げる方法です。

セルフライゲーションブラケット

歯に大きな力をかけて大きく動かす従来のブラケット矯正の常識を覆した方法で、弱い力を継続的にかけることで、歯の周囲の組織の新陳代謝を促すことで、短期間で効率的な歯列の移動を可能にする矯正法です。

インプラント矯正

インプラント矯正は、歯ではなく、あごの骨に埋め込んだチタン製のネジを支点に矯正することで、歯列全体を移動できる方法です。

ブラケット矯正+外科手術による矯正

ブラケット矯正と併用して、歯槽骨に切れ目を入れる外科手術を行うことで、土台から歯を動かすことができます。切れ目を入れた骨は再生するときにより強くなり、歯を大きく動すことができるので、抜歯の必要もなく、治療期間が短くてすみ、矯正装置を外しても矯正前の状態に戻りにくいというメリットがあります。

八重歯を矯正するメリットとは?

八重歯を矯正をすることによって得られるメリットはいくつかあります。

虫歯や歯周病の予防

八重歯の矯正後は歯磨きがしやすくなるので口腔内を清潔に保つことができるため、歯垢や歯石が溜まりにくくなり、虫歯や口臭や歯周病の予防ができます。また、犬歯が口腔内を刺激しなくなるので口内炎もできにくくなります。

第一小臼歯への負担が減る

もともと犬歯には、牙に相当する食物を切り裂く働きや、咬み合わせを正常に保ってあごを正しい位置に誘導する働きがあるので、歯茎に深く根を張って、咀嚼の負担に耐えられるように丈夫にできています。

しかし、犬歯が正常に生えていないと、犬歯ほど丈夫にはできていない第一小臼歯が、犬歯の役割を代わりに行わなければならないため、第一小臼歯の寿命を縮めることやあごに負担がかかる場合もあるので、八重歯を矯正して咬み合わせを正しくすることで、犬歯が本来の働きを行って後ろの歯への負担を減らすことができます。

さいごに

抜歯をすることは、八重歯の矯正治療の効率を高めるという大きなメリットがありますが、健康な歯を失うことで、歯列全体の強度が低下するといったデメリットもあるので、抜歯をするかしないかは信頼のおける歯科医師に相談して、納得できるまで検討しましょう。
 
 
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