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鼻骨骨折の手術方法と麻酔の種類 治療期間はどれくらい?

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鼻骨骨折
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鼻骨骨折

鼻骨骨折

鼻骨は紙のように薄い骨なので、肘があたった程度の弱い力でも簡単に折れてしまいます。

鼻骨を骨折した場合、どのように折れているのかを確定するためにレントゲンやCT撮影をして、鼻の通りや変形の程度に問題がない場合は何もしないで骨がつくのを待つ場合もあります。

局所麻酔で日帰りで整復する場合もありますし、腫れが強いときは腫れが治まるのを待って、入院して全身麻酔で整復する場合もあります。
 
病院を受診せずに鼻骨骨折を放置すると、通常は1~2週間でそのままの形で骨がついてしまいます。見た目が悪いだけでなく、鼻の通りが悪くなったり、匂いが感じられなくなる場合もあるので、骨折後、鼻血や腫れや痛みが治まったとしても、まずは病院の形成外科で、レントゲンとCT撮影検査をしてもらいましょう!

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鼻骨骨折の手術方法は?

鼻骨を骨折した時の状況によって折れ方が異なってきます。
 
斜鼻(しゃび)
鼻骨の側面から力が加わったときは、鼻骨が横にずれ、斜鼻と呼ばれています。鼻中隔も骨折して横にずれることが多く、鼻は曲がり、ずれた方の鼻が詰まります。
 
鞍鼻(あんび)
鼻骨の上から力が加わったときは、鼻骨が下に落ち、脱臼と陥没を起こします。鼻の付け根が陥没している状態を鞍鼻と呼んでいます。
 
 
鼻骨骨折徒手整復術
 
鼻骨骨折手術の正式名称は鼻骨骨折徒手整復術と呼ばれ、徒手(としゅ)整復とは、手を用いて骨折の整復を行う手技のことです。
 
鼻骨骨折徒手整復術では、皮膚を切開することなく、金属製の鼻骨整復鉗子を鼻腔に差し込み変形した鼻骨を整復します。手術自体は10~20分ほどで終了します。
 
その後、鼻腔内に細長いガーゼを入れて内固定を行い、鼻の上からは鼻骨用スプリント(鼻骨骨折用副木)をかぶせテープで固定します。
 
 
因みに鼻骨骨折徒手整復術はメスで切開して血を見る観血的手術ではなく、手を用いて骨折の整復を行う手技なので、非観血的手術になります。
 
そのため、ほとんどの生命保険会社では手術給付金の支払対象外となっています。

鼻骨骨折の麻酔の種類は?

成人の場合、通常は局所麻酔で行われますが、鼻の粘膜は痛みに非常に敏感なため、大人でも神経質な人や、子どもの場合は全身麻酔が必要になることもあります。
 
局所麻酔の場合は、麻酔薬を浸したガーゼを鼻の中に入れて、30~60分後、十分に麻酔が効いてから、整復鉗子で鼻骨を鼻腔内から挟んで元の位置に戻します。
 
局所麻酔処置は強い痛みを伴いますが、麻酔が効いた状態で行う整復時の痛みはほとんどありません。
 
手術後、1時間ほど休んでから帰宅できます。当日は痛みが出ることもありますが、痛み止めの薬を処方されます。
 
3~4日後に鼻腔内に内固定したガーゼを抜き、1週間で外固定の鼻骨用スプリントが外されます。
 
暫くの間は再骨折しやすいので、強い力が加わらないように注意が必要です。
 
 
鼻骨骨折は早い段階で正しく治療すれば、ほとんどの場合、元の状態に戻り傷も残りませんが、1週間以上経っている場合は手術をしても元に戻りにくいことがあります。
 
その場合は、局所麻酔で戻すには痛みが強すぎるので、入院をして全身麻酔下での手術が必要になることも少なくありません。
 
 
鼻骨骨折から1ヶ月以上経った場合は、変形した部分の骨を改めて切って骨組みをつくり直す骨切り術(こつきりじゅつ)をする必要があります。
 
この場合も、局所麻酔では痛みが強すぎるので、入院をして全身麻酔下での手術が必要になります。

鼻骨骨折の治療期間は?

鼻骨骨折の治療期間は、局所麻酔で日帰りで手術をした場合、3~4日後に内固定の鼻腔内のガーゼを抜いて、1週間で外固定の鼻骨用スプリントが外れるので、治療期間は1週間になります。
 
入院して手術を行った場合は、治療期間はもう少し長くなります。
 
 
次女が小学6年生のとき、体育の授業中に男の子と正面衝突してしまい、鼻の骨を骨折してしまいました。CT画像には鼻がまったく写っておらず、陥没骨折と診断されました。
 
顔や鼻の腫れが引くまで8日間待ち、全身麻酔下で手術をしてもらいました。
 
入院期間は11日間で、入院中に内固定の鼻腔内のガーゼを抜いてもらいましたが、外固定の鼻骨用スプリントはお守り代わり?に退院後もつけていました。
 
 
初診が10/13で、10/20~10/30まで入院していて、大学病院だったので次回の予約が取りづらく、11/22が退院後の最終チェックだったので、診断書上の治療期間はとても長くなってしまいましたが、実質14日間くらいでした。

さいごに

怪我は一瞬で起こってしまうので、防ぎようがないことが多いと思いますが、次女や私たち家族はもちろんですが、相手の男の子も親御さんも暫くの間、辛い思いをされていたと思います。

怪我の原因は、狭い体育館の中で、安全な間隔を考慮せずにスタートダッシュの練習をさせた、担任の安全管理の甘さだと思います。

ダッシュをしてゴール地点の床を手でタッチしてスタート地点に戻ってくるという練習で、次女の右側に相手の男の子がいたのですが、男の子は右利きなので右手で床をタッチして左回り、次女は左利きなので左手で床をタッチして右回り、運悪く同じスピードだったので男の子のおでこと正面衝突をしてしまいました。

正面衝突したときの痛みと、手術室に向かうまでの恐怖感と、術後の鼻のガーゼ交換が痛かっただけで、麻酔から醒めても痛みがなかったことがせめてもの救いでした。
 
 
その後の次女の鼻ですが、手術まで8日間待ったことが影響しているのかどうかは分かりませんが、鼻筋が少し曲がっていて完全に元通りにはなりませんでした。
 
女の子ということもあって、当初はこの傾きがもう少しどうにかならないかと悩みましたが、現在は鼻を骨折したこと自体すっかり忘れて元気に過ごしています。

時間が解決してくれたようで良かったです♪
 
 
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