
ガス警報器
先日、東京ガスのガス設備の定期保安点検がありました。
点検結果に異常はなかったのですが、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素の発生をセンサーでチェックできる、ガス漏れ警報器の設置を東京ガスの方に勧められ、翌週、設置してもらいました。
ガス警報器の取付位置と警報器が鳴った時の対処方法、リースと購入どちらがお得なのかについてまとめました。
ガス漏れ警報器の取り付け位置はガスの種類によって異なります
ガス漏れ警報器は、火災報知機のように法律で定められた設置義務はありません。
ガスが不完全燃焼した時に発生する強い毒性のある一酸化炭素は、無色・無臭で気づき難いため故意に腐臭をつけてあるのですが、CO(一酸化炭素)検知機能付き警報器を設置することで、人間が気づく前に一酸化炭素の発生を感知して、昼間や夜間でも確実に聞こえるように70デシベル以上の音によって素早く危険性を知らせてくれるので安全です。
ガス漏れ警報器の取り付け位置
都市ガスはメタンを主成分とする天然ガスで空気より軽い性質があり、LPガスはプロパンやブタンを主成分とする液化石油ガスで空気よりも重い性質があるため、それぞれのガス専用のガス警報機を設置する必要があります。
空気よりも軽い都市ガスを使っている場合は、ガス器具が設置されている部屋の天井から下に30㎝以内、ガス器具から8メートル以内に都市ガス専用の警報器を、また、空気よりも重いLPガスを使っている場合は、ガス器具が設置している部屋の床面から上に30㎝以内、ガス器具から4メートル以内にLPガス専用の警報器を取り付ける必要があります。
ガス漏れ警報器が鳴ったらどうするの?
以前住んでいた家のお風呂の脱衣所付近に火災報知機を設置していたため、少しでも脱衣所の戸を開けっ放しにしておくとセンサーが反応して、しょっちゅう「火事です!火事です」と火災報知機が鳴ってしまうので設置位置をずらしたことがあります。
同じようにガス漏れ警報器が突然鳴り出したら慌ててしまうと思うので、普段から対処方法を心がけておきましょう!
●まずはキッチンのドアや戸や窓を開けて自然換気します。
●次に使用している火をすべて消して、ガス器具の元栓をしっかりと閉めてから契約しているガス会社に連絡します。
●ガス漏れ警報器の音を早く消したいとは思いますが、充満したガスが外に逃げれば自然に音は止まるので放置します。ガスに引火して爆発が起きることもあるため、絶対にコンセントを抜いてはいけません。
●早くガスを外に逃がそうと換気扇のスイッチを入れた途端に、ガスに引火することもあるので絶対にスイッチに触ってはいけません。
●既に換気扇が回っている場合は、上記と同様の理由からスイッチには手を触れずにそのままの状態にしておきましょう。
●ガス会社の方に安全を確認してもらってから、ガス器具の使用を再開しましょう。
ガス漏れ警報器はリースと購入どちらがお得?
東京ガスの方に勧められるままガス漏れ警報器設置の契約をして取り付けてもらいました。
私が使っているガスコンロには立ち消え安全装置が付いているので、ガス漏れ警報器の設置は不要だったかな?と後から思いましたが、建物自体が古いためガスの元栓部分が劣化してガス漏れする可能性もなくはないので、ガス漏れ警報器を設置してもらったこと自体は安全・安心のために納得しましたが、私がガス漏れ警報器の支払い方法を聞いたときに東京ガスの方は、「毎月のガス使用料金と一緒に引き落とされます」としか仰らなかったのでその方法しかないのだと思っていたのですが、後でリースよりも購入する方がお得だという話を聞いてあまり良い気分ではありませんでした。
東京ガスにガス漏れ警報器の金額を問い合わせたところ、リースの場合は302円×60回(ガス警報器の交換期限が5年のため)=18,120円、購入する場合は12,420円なので5,700円も差がありました。
リースから購入への支払い方法の変更はできるのかどうかを確認したところ、可能ではあるけれども、設置したガス漏れ警報器を一旦返却して改めて契約し直して設置し直す必要があるとの回答でした。
正直、面倒になってしまい、「契約してまだ1ヶ月も経っていないのですが、解約することはできますか?」と聞いたところ、「可能ですが、リース期間が2年以内の場合は解約金1,000円を頂戴いたします。」という回答だったので、「点検にいらした方からは、ガス漏れ警報器が購入できることや解約金の話は一切聞いていませんよ!?」と伝えると、電話口の方は「説明不足で申し訳ありませんでした」と仰り、結局、その方の権限で解約金不要で解約できることとなりました。
やはり、ガス漏れは心配なので、東京ガスのガス漏れ警報器を撤去してもらったあと、東京ガスの物よりもお安いガス漏れ警報器を購入しようと思います。
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