1ヶ月前に申込みをしておいた粗大ゴミを、先日、ようやく回収してもらいました。
ひとつは、古くなったせいか以前に比べて電気代が異常に高くなってしまったセラミックヒーターで、もうひとつは私の体が重いせいか、一番高い位置にセットしたのに、いつのまにか一番低い位置までヒュ~ンと下がってしまう油圧シリンダーの椅子です。
両方ともまだ使おうと思えば使えるのですが、部屋が狭すぎてヒーターや椅子を移動させないとお布団が敷けないので、躊躇しましたが思い切って捨ててしまいました。断捨離です!
今回の粗大ゴミの回収は自治体にお願いしましたが、実家の母が亡くなって家を売る際に、電化製品や家具や不用品などを引き取ってもらった業者とちょっとしたトラブルがあったので記載しますね。
粗大ごみ回収は自治体と業者どちらが安い?
お住まいの自治体に粗大ごみを回収してもらう場合は、清掃事務所に電話をするか、インターネットで申込みをします。
回収手数料を確認の上、お近くのスーパーやコンビニなどで、シールになっている粗大ごみ処理券(A券⇒200円 B券⇒300円)を購入して、処理券に名前か4桁の受付番号を書いて粗大ゴミに貼り、決められた時間、決められた収集場所に出しておく必要があります。
今回の粗大ゴミの回収手数料は、
・セラミックヒーター A券×2枚 計400円
・椅子 B券×1枚 計300円
の合計700円でした。
母が住んでいた実家の、電化製品・家具・不用品の回収費用は15万円で、ピアノを回収してもらった別の業者への支払いが3万円で、合計18万円でした。
回収業者に依頼した実家にあった不用品を、自治体の粗大ゴミに出すといくらになるかという比較はしなかったので、自治体と業者でどちらが安いかは分かりません。
通常のゴミを捨てるために、姉が車で実家に通ってくれていたのですが、捨てても捨ててもゴミがなくならなかったので、不動産業者に家を明け渡す期限が近づいていたこともあって、自治体の粗大ゴミの項目にある物以外も回収してくれる業者に回収をお願いすることにしました。
もちろん、思い出の品を取り分けたあとの話ですが、ゴミ収集日に合わせて何日も通って分別に追われるよりは、多少高くついたとしても一度に片付けてしまいたくなる気持ちは、遺品整理をされたことがある方ならお分かりになるかと思います。
粗大ごみ回収を自治体に頼むメリットとデメリット
自治体に粗大ごみの回収を頼むメリットは、税金で粗大ゴミの処分を行っているので、業者に比べると費用が安いことです。
私が住んでいる区の粗大ゴミの最大回収手数料は1つにつき2,800円です。
2,800円で回収してもらえる物は・・・
スロットマシン・家庭用電動式パチンコ台・卓球台・電動麻雀台などのテーブル型ゲーム機・家庭用ビリヤード台・ホームサウナ・電動麻雀台・両袖机・オーディオラック・押入れたんす・ガス台・カラーボックス・簡易棚・キャビネット・下駄箱・サイドボード・書棚・食器棚・すきま家具・たんす・チェスト・テレビ台・電話台・戸棚・流し台・箱型キャリア・仏壇・ペット小屋・ベランダストッカー・本棚・レンジ台・脇机などです。
230cmを超える物は回収できないので、分解や解体をして230cm以下に小さくして出す必要があります。
お住まいの自治体によって異なりますが、粗大ゴミを清掃事務所に直接持ち込むと割引になることが多いです。
自治体に粗大ごみの回収を頼むデメリットは、申込みから回収してもらえるまでに日数がかかることと、玄関前まで自力で運び出さなければならないことです。
粗大ごみ回収を業者に頼むメリットとデメリット
粗大ごみ回収を業者に頼むメリットは、何といっても部屋の中に入って品物を運び出してくれることです♪
女性や年配の方が無理をしてタンスなどを運ぼうとして怪我をしてしまっては大変なので、このサービスはとても助かりますね。
部屋や家の広さにもよりますが、トラックで持って行ってくれるので通常は一日で済んでしまいます。引越し屋さんと同じ感覚ですね。
また、自治体が回収してくれないような、エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機・バッテリーも回収してくれます。
粗大ごみ回収を業者に頼むデメリットは、自治体のように明朗会計ではない点です。
実家の粗大ゴミと通常ゴミの回収を依頼した業者は、隣町にあるリサイクルショップでした。
店舗を構えているので、高額な費用をふっかけてきたり、費用だけ支払わせて回収せずにドロンと消えてしまうことはないだろうと思って決めた業者です。
家の中の物の回収だけでしたら、洗濯機・冷蔵庫・ベッド・タンス・茶ダンス・テレビ台・カラーボックス・エアコン・マッサージ椅子・テーブル・布団などのほかに、捨て切れなかった通常ゴミがあるだけだったので、15万円は高過ぎますが、この金額は庭にある金属を撤去してもらうための料金が加算されていました。
100坪の土地に、25坪の家が建っていたのですが、広い庭には、桃・栗・柿・夏みかん・杏・びわ・グミなどの太い木がたくさん植えられていて、母が元気な頃は大輪の菊を育てていたので、大きな植木鉢を置くための、鉄製の3畳ほどのスペースの台を作って土に埋め込んでありました。
家を購入してくれた不動産屋さんに、当初は、庭の木も撤去して下さいと言われていたので、「クレーンやユンボなどの重機を出動させるとなると20万円以上かかってしまう!」と、どこから費用を捻出しようかと思っていたところ、不動産屋さんが「果物が生る木なので、家を買い取ってくれるお客さんが気に入るかもしれないので、残しておいてもらっても構いませんが、鉄製の植木鉢を置く台だけは撤去願います。」と言ってくれました。
リサイクル業者に確認したところ、「鉄を切断できる工具があるから引き受けます。込み込みで15万円ならいいですよ。」という交渉がまとまりました。
何故、トラブルが起きたかというと、この鉄製の台が工具では切断できなかったことと、庭にある物置と空っぽの大きな植木鉢も引き取ってくれる約束だったのに、面倒になったのか鉢の回収もしてくれなかったからです。
全体をとおして、この業者は、「あ~、大丈夫、大丈夫」が口癖で、品物や庭の状況をよく確認もせずに『安請け合い』ばかりしていました。
鉄製の台の撤去は不可抗力だったのかもしれませんが、受け取りすぎた料金を返却したり、約束を守って植木鉢だけは片づけるという気持ちはなかったようです。
見積書や明細書を書面にしてもらって、最後の最後に料金を支払えば良かったのですが、あとの祭りでした。
何度も電話をして交渉したところ、渋々ですが、最終的に庭にある物置と空っぽの大きな植木鉢も回収してくれました。
消費者センターに相談をしようと考えましたが、もともと口約束だけだったので、差額を返してもらうのは難しいと判断して、腹は立ちますが相談するのはやめました。
粗大ごみ回収を業者に頼むとトラブルに発展する場合もあるので要注意!
粗大ゴミや不用品の回収を業者に頼んだことで一番多いのが「無料で引き取ると言ったのに高額な費用を請求された」「見積りを頼んだだけなのに勝手に荷物をトラックに運び込んで料金を請求された」というトラブルです。
「ご家庭の不用品を無料で引き取ります」と宣伝している業者には要注意です!
そもそも、無料ということは有り得ないので、このような悪質な業者に頼んでしまうと、お金を請求された上に不法投棄のトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高いので、無料=怪しい!と思って下さいね!
実家の不用品回収の見積もりを取るために、5件の業者に電話で問い合わせたのですが、4件の業者は不用品の内容を聞いてきて、だいたいの金額を伝えてくれたのに、最後の1件の業者は「すぐに伺います!」というので、「あれっ?」と思い、「見積もっていただいてもお断りする場合もありますよ?」と念を押すと、「ウチは見積もりと回収がセットになっています」というのでお断りしました。
確認しなければ、強引に不用品をトラックに積み込まれて、法外な回収料金を請求されていたかもしれません。怖い怖い:(´・ω・)ω・`):
見積りを頼む場合は、必ず「見積りだけです!」とはっきりと伝えるようにしましょう。
さいごに
実家の不用品回収を頼んだ業者のやり方は未だに納得できません。
店舗を持っているからといって安心はできないということを学びましたが、店舗を持っていない業者は最初から注意をしなければなりません。
トラック1台で営業している場合が多いため、トラブルが発生したときに、言葉は悪いですが、簡単に逃げることができます。
領収書の発行が必要になることを伝えたときの業者の反応を見て、慌てたり拒んだりする業者には依頼しないことを強くお勧めします。
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