
夜勤のメリットとデメリットと宿直との違い
夜勤のある職業で思い浮かぶのは、医療介護従事者・工場作業員・コンビニ店員・警察官・宿泊施設従業員・警備員などなど、24時間体制で稼動しているお仕事に従事している方は、どうしても夜勤や宿直を避けては通れないですね。
昼夜逆転の生活になるため、体調管理が難しいとされていますが、日勤よりも夜勤を選ぶ方もいます。
夜勤のメリットとデメリットと、宿直とは、勤務時間や賃金がどのように違うのか?についてまとめました。
夜勤のメリットとデメリット
朝早く起きるのは苦手でも、夜起きているのは苦にならないという夜型タイプの方や、日中はボ~っとしているけれど夜は頭が冴えて仕事に集中できるという方は、夜勤の仕事に向いているかもしれませんね。
良い睡眠は長さではなく深さとも言われていますので、いつでもどこでも短時間で睡眠に入れる特技を持っているとなお良いですね。
夜勤のメリット
夜勤は「大変そう」と思う方が多いかもしれませんがメリットもあります。
夜勤の大きなメリットは日勤よりも時給が高いことです。
22:00から翌朝5:00までは、労働基準法で時給を25%高くするように定められているので、まとまったお金が必要な方やたくさん稼ぎたい方にとっては魅力的ですね。
帰宅して睡眠を取ってから、日中、好きなことができるという点もメリットと言えます。
日勤でフルタイムで働いている方は、役所などに用事がある場合はお休みを取らなければなりませんし、銀行の窓口で手続きをして昼休憩の時間が終わってしまうケースもありますが、夜勤であれば、出勤前に所用を済ませたり、自分の趣味の時間を過ごすこともできます。
また、昼と夜、両方働いている方もいらっしゃいます。
ダブルワークは、タイムスケジュールをきちんと組めば、睡眠時間を確保することはできますが、無理のない計画を立てることが大切です。
私は若い頃、400ccのバイクを購入したくて、4:00~ コンビニ 8:00~ 本業 20:30~23:30 飲食店で働いていたことがありますが、帰宅して入浴を済ませると、2~3分で眠ることができたので、考えていたほどトリプルワークは苦になりませんでした。
睡眠時間は4時間でしたが、昔の言葉で表現すれば、いわゆる、草木も眠る丑三つ時(うしみつどき)の2:00〜2:30には深い眠りに入っていたので、体力が維持できたのではないかと勝手に考えています。
夜勤のデメリット
夜勤となると、深夜の時間帯も起きていなければならないので、やはり、健康状態に悪影響がでてしまうのではないでしょうか?
次は、夜勤のデメリットを見てみます。
昼夜逆転の生活は体内時計が狂ってしまい、体調を崩しやすいので注意が必要です。
夜間業務は人員の確保が難しいこともあり、その分の仕事が1人に集中し、体力的にも精神的にも疲労が激しく、ミスが増える可能性が高いと言われています。
夜勤と宿直の勤務時間や賃金の違いは?
私は、妊娠が分かったその日から出産するまで、切迫流産で長期入院をしていたのですが、顔見知りになった若い看護師さんが、仕事終わりに「じゃあ、私、勤務が終わったので寮に帰るわね~」と声をかけてくれるのですが、数時間後にはもう勤務していることがよくあったので、「どういうシフトなんだろう?」と不思議に思っていました。
その方は「休日以外は、ほとんど勤務と勤務の間に、寮に帰って仮眠を取るだけの生活なのよね。これじゃあ、彼氏もできないわけだわぁ」と嘆いていたので、夜勤のある看護師さんは大変なのだというイメージが今もあります。
ここからは、病院の夜勤について記載したいと思います。
人の命を預かる医療や介護の仕事は、勤務時間を早番・日勤・遅番・夜勤・宿直・当直などに区切ってシフトを組んでいることが多いです。
病院の入院病棟では、大きくわけて2交代制または3交代制の勤務形態を取り入れています。
2交代制
2交代制は、1日の勤務が、日勤と夜勤の2種類に分かれていて、日勤が朝から夕方までの8時間、夜勤が夕方から朝までの16時間の勤務の職場が多く、夜勤の休憩に加えて、仮眠時間が最低2時間と定められています。
勤務時間が16時間と長いため体力を消耗してしまいますが、3交代制に比べると休みの回数が比較的多く、次の勤務までの時間が長いため、しっかりと休養を取ることができてプライベートな時間も確保しやすいです。
3交代制
3交代制は、1日の勤務が、日勤と準夜勤と深夜勤の3種類に分かれていて、日勤が朝から夕方までの8時間、準夜勤が夕方から深夜までの8時間、深夜勤が深夜から朝までの8時間の勤務の職場が多く、2交代制に比べると勤務時間が短いので、体力の消耗が少ないと言えますが、シフトによっては、帰宅して少し休んだら次の勤務という場合もあるので疲れが取れにくく、ON/OFFの切り替えが煩雑になることが多いです。
私が入院していた病院も、この3交代制を取り入れていたのですね。
最近では、病院側も複雑な3交代制の勤務シフトを組むのが難しいということもあり、2交代制の勤務体制を取るところが多くなっています。
病院には、夜勤のほかにも宿直という勤務形態もあります。次に夜勤と宿直の違いについて記載します。
夜勤と宿直の違い
夜勤や宿直のことを慣習的に当直と呼んでいる職場もありますが、当直は「交代制で当番を決めて勤務すること」を指すので、日直が日中の当直、宿直が夜間の当直となります。
夜勤と宿直は、勤務時間帯が夜から翌朝までという点は共通していますが、労働条件は異なっています。
宿直は、夜間に勤務先に泊まることを前提とした勤務です。
人手が少なくなる夜の時間帯に、緊急事態が発生したときに対応するための要員が宿直です。
職場によっては定期的に巡回をすることもありますが、基本的には待機しながら必要時に責任者へ連絡をする業務となっています。
宿直を行うためにはさまざまな条件をクリアしなくてはならず、労働基準監督署の許可を受ける必要があります。
勤務回数は週1回程度、睡眠設備が整っていることが前提で、宿直を行う者には、同職種の平均賃金の3分の1以上を宿直手当として支給することが定められています。
さいごに
就活中で不採用続きの私ですが、昨夜、寝る前にチェックした求人に、「宿直の医療事務のお仕事」が掲載されていて、日給につられて思わずポチッとエントリーしてしまってから、「宿直とは何ぞや?」と調べ始めました。
宿直の医療事務の募集要項には、業務内容が、データ入力や患者様対応や電話応対と記載されており、全夜間救急診療を行っている総合病院なので、どうやら、待機しながら必要時に責任者へ連絡をする業務とはかけ離れているようです。
深夜を含む16時間勤務は体力的にキツイですが、待機の仕事を探していたわけではないので、採用していただければラッキーだと思っています。
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