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白桃と黄桃の違いと栄養価 味覚診断の結果は?

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白桃 黄桃 暮らし/衣・食・住
白桃 黄桃
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白桃 黄桃

私が子どもの頃、家の庭に桃の木がありました。あまり甘くなく、いつまでたっても柔らかくならない小さな桃でしたが、夏になると毎日のように丸かじりしていました。

市場に流通している桃の種類を大きく分けると、果肉が白い白桃と果肉が黄色い黄桃の2種類になりますが、近年、今までの黄桃の用途とはまた違う黄桃が新しく誕生したため、その品種を黄金桃と呼び分ける場合もあります。

今回は、白桃と黄桃の違いと栄養、クイズ番組などにも調査結果を提供している日本味覚協会が行った味覚診断の結果についてご紹介します。

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白桃と黄桃の違いとは?

白桃と黄桃は品種が違うため、見た目や味や食感が異なっています。

日本の桃の元祖は岡山県の白桃で、この白桃を品種改良した桃が白鳳・浅間白桃・あかつきです。丸々とした果実は大きめで、皮はピンクがかったアイボリー色でねっとりと甘くジューシーで、贈答品や生食用に販売されています。

黄桃は、果肉が硬めで熟しても歯ごたえがあり、白桃よりも甘味が少ないので、従来は缶詰用に栽培されていました。

しかし、近年になって、長野県でマンゴーに似た黄金色(こがねいろ)の黄金桃(おうごんとう)と呼ばれる品種が誕生しました。芳醇な香りと濃厚な甘さに酸味が加わり、果汁もたっぷりで果肉はまるでマンゴーのようで、ゴールデンピーチとも呼ばれ、人気急上昇中です!

その後、スイート光黄・黄貴妃・黄ららのきわみ・滝ノ沢ゴールドなど、生食用のおいしい黄桃が次々と登場していますが、かつての缶詰の黄桃と区別するために、黄金桃と呼ぶこともあります。

「御中元に贈りたい」という声も多くありますが、残念ながら黄金桃の食べごろは8月のお盆頃なので、残暑見舞いとしてお贈りすれば良いのではないかと思います。

白桃と黄桃の栄養は?

桃の主成分はショ糖などの糖質で、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸も多く含まれています。栄養成分はカリウム・B1・B2・C・Eなどのビタミン類やナイアシン・カルシウム・亜鉛・銅なども含み、ペクチンなどの水溶性食物繊維も豊富です。
 
 
疲労回復
 
クエン酸やリンゴ酸の成分が疲労回復に効果があり、酸味が胃液の分泌を高めて食欲を増進させます。
 
高血圧予防
 
カリウム・ナイアシン・カルシウムが、血圧を上昇させるナトリウムを対外に排出させ、高血圧を予防します。
 
便秘解消
 
ペクチンなどの食物繊維が、腸の働きを活発にして便秘を改善し、コレステロールを減少させます。
 
がん予防
 
カロチン・フラボノイド・ビタミンCなどの成分が抗酸化物質として働き、がん予防の重要な役割をします。食物繊維は腸内の老廃物質を便と一緒に体外へ排出するため、大腸がんの予防にも効果があります。
 
老化防止
 
ビタミンEは老化防止に効果があります。全身の血液循環を活発にし、抗酸化作用で過酸化脂質が体内に蓄積されるのを妨げます。
 
あせも・肌あれに改善
 
桃の葉にはカリウム・シュウ酸マグネシウム・タンニン・フラボノイドといった有効成分が含まれており、あせも・湿疹・ただれ・かぶれ・虫さされなど肌のトラブルに効果的です。乾燥させた葉100~200gを木綿の袋に詰めてお風呂に入れ、水から沸かして使います。
 

白桃と黄桃の味覚診断の結果は?

「林先生が驚く初耳学」や「平成教育委員会」などのクイズ番組の中で出題されるクイズに関して監修に協力をしたことのある、一般社団法人 日本味覚協会が、白桃と黄桃の味の違いが分かるかどうかの「味覚診断」を行いました。

味覚診断の方法は、目隠しをして、初めに黄桃を食べ、その味を記憶します。その後、黄桃を1種類と白桃を2種類、合計3種類の桃を食べて、初めに食べた黄桃と同じ桃はどれかを当てるテストです。

味覚診断を行った結果、正解者は45%なので、55%の方が白桃を黄桃と勘違いしていたことになるので意外だと感じました。味だけでは判断に迷っても食感で分かるのではないかと思いますし、当てずっぽうに答えても当たる確率は3分の1なので、もう少し正解者が多くても良いかと思いますが、目隠しをすると分かりにくくなるものなのですね!

さいごに

最近、大学生の次女がマイコプラズマ肺炎(疑い)になり、5日間高熱が下がらず、お腹の底から湧いてくるようなひどい咳が止まらないので眠ることもできず、かなり辛そうでした。

普段は「食が命!」と言うくらい食べることに生きがいを感じている子なのですが、このときばかりは食欲もなくなってしまいました。

お粥も卵おじやも煮込みうどんも喉を通らず、唯一、美味しく食べられたのが大きくてと~っても甘いとろけるような食感の桃でした。缶詰もありますが桃が旬の季節で本当に良かったです。

日本でも「風邪を引いたら桃を食べさせると良い」という話を聞いたことがありますし、古くから中国では桃は単なる果物ではなく、病魔や災厄を寄せつけない不老長寿の実として珍重されていたという言い伝えもあるので、桃には何か不思議な力があるのかもしれませんね♪

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