
老後の家賃はどうする?
50代でお一人様になった私は、最期まで一人暮らしをするのだと覚悟はできています。
休養期間を経て、現在は、お仕事を再開することができたので、贅沢をしなければ食べていくことはできます。
老後のために少しずつ貯金をしようと考えていますが、老後の生活費はどれくらい必要なのでしょうか?
老後も賃貸住宅に住むメリットとデメリットと、家賃はどうするか?についてまとめました。
老後も賃貸住宅に住むメリットとデメリット
実家の母は90歳で亡くなるまで一人暮らしをしていました。
と言っても、市内に住む姉が1日おきに母の様子を見に行ってくれたから成り立っていたことなのですが、持ち家だったので家賃の心配はありませんでした。
長女は合格した私立高校が合わずに通信制の高校に編入して卒業しましたが、実質、中卒で、16歳のときからフルタイムのアルバイトをして、18歳で今の会社に雇ってもらい、21歳のときに一人暮らしを始め、23歳のときに家賃は消えてなくなるからもったいないと、それまでコツコツと貯めたお金で新築1DKマンションの頭金を払って、現在は月々70000円ほどの返済をしています。
我が娘ながら「あっぱれ!」と感じていますが、私自身は、賃貸アパートに住んでいるので、老後、収入が激減したときに、家賃が払えなくなったら?と思うととても不安です。
老後も賃貸住宅に住むメリット
●マイホームの購入費用がかからない
費用がかからないというか、購入することができないから賃貸住宅に住んでいるのですが、マンションを購入した長女は時々「ローンがまだ2000万円残ってる~!気が遠くなる~」と騒ぎます。
賃貸住宅だとローンを払い続けなければならない気持ちの負担はありません。
●引越しが簡単にできる
例えば、家賃が安い田舎に良い物件が見つかったり、同じ境遇の知人とルームシェアすることにした、などといった場合、家を処分する手間が不要なので簡単に引越しができます。
●メンテナンス費用は家主持ち
例えば、給湯器が故障した場合、基本的には修理・交換費用は家主さん持ちです。
●固定資産税がかからない
●近所づきあいはあまり気にしなくてもよいので気楽
●自分の死後、建物の処分や相続が不要
実家の母の死後、家や土地を処分するために、遺品整理業者さんに来てもらったり、庭の巨大な木を引き抜くためにクレーン車の手配が必要になったり、測量の必要があったりと、ご迷惑をかけるのでご近所にご挨拶に周ったりと気を遣いました。
また、家や土地の処分の件では不動産業者の方と、相続の件では司法書士さんと何度もやり取りをして、話の行き違いなども発生して、色々と大変でしたが、賃貸住宅であればこのような心配は不要です。
老後も賃貸住宅に住むデメリット
●高齢者になったときに部屋を貸してもらえなくなる?
ルールを守ってずっと同じ部屋に住み続けて、家賃を滞納しない限り、建物が取り壊しになるなどの理由がなければ立ち退きを強制されることはないかと思いますが、絶対にないとは言い切れないので少し不安です。
●働けなくなり収入がなくなっても家賃を払い続けなければならない
これが、私の最大の課題です。すこしでも貯金をするには、食費・光熱費・交際費・被服費・娯楽費を節約するところから始める必要がありますが、やみくもに節約するのでは長続きせずストレスもたまるので、今の生活を楽しみながら老後に備えることができれば理想的だと思います。
老後の賃貸住宅の家賃はどうする?
平成27年の総務省家計調査の、1ヶ月の生活費の全国平均データは15万6000円でした。
私は賃貸アパートに住んでいるので+約60000円が必要となります。
65歳から支給が始まる年金が、70000円の予定なので、15万6000円-70000円=86000円です。
何かしらのアルバイトをして、毎月86000円を稼げたとしても、家賃分の60000円がネックになります。
都内の現住所で60000円は相場より安く、何よりとても気に入っている物件なので引っ越したくはないのですが、今のうちにもっと家賃の安い物件に引っ越した方がいいのかな?とも考えています。
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