まつげ美容液は緑内障治療薬の副産物 育毛効果と危険性は比例する?

まつげ美容液の効果と危険性 暮らし/衣・食・住
まつげ美容液の効果と危険性
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まつげ美容液の効果と危険性

まつげ美容液の効果と危険性


先日、マッサージサロンを経営している知人から、海外のまつげ美容液のテスターをいただきました。

私はまつげが短くて少なく、長くてフサフサなまつげに憧れていたので早速使おうとしたのですが、まつげ美容液が色素沈着を起こすことがあると聞いていたため、成分を調べてから使用することにしました。

まつげ美容液の効果と危険性についてまとめました。

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まつげ美容液は緑内障治療薬の副産物

私が「まつげ美容液が色素沈着を起こすことがある」という話を聞いたのは、インフルエンザで受診したクリニックで隔離されていたときでした。
 
このクリニックは、総合内科、循環器科、呼吸器内科、消化器内科、糖尿病代謝科などを標榜しているのですが、そのほかにも専門的な治療として、まつげ育成と睡眠障害に取り組んでいます。
 
睫毛が短くなったり、抜けてしまう状態を「睫毛貧毛症」と呼ぶのですが、クリニックの受付には、「睫毛貧毛症の治療は当院にご相談下さい」と貼り紙がしてあります。
 
私が隔離されていた場所は、採血や心電図検査を行う部屋の片隅にあるカーテンで仕切られたベッドでした。
 
そのときに、まつげ美容液について、患者さんから電話がかかってきて、患者さんの質問に答えている看護師さんの声が聞こえてきたのです。
 
その会話の中で看護師さんが「私も使ったことがあるけど、まつげが伸びてフサフサになりましたよ♪色素沈着を起こす人もいるみたいだけど私は大丈夫でした!」と明るい口調で言っていたので、そのときの私の中での色素沈着のイメージは「まつげに色が付着する」程度だと思っていました。
 
 
まつげ美容液は、もともとは緑内障治療薬の副作用の産物です。
 
緑内障治療薬の副作用がまつげが伸びてフサフサになるだけなら問題はないかもしれないのですが、緑内障の点眼薬を差すことで目の周りが色素沈着を起こしたり、かぶれたり、上瞼の皮膚が薄くなって、さらに眼瞼下垂のようになってしまう場合もあるのです!!
 
緑内障の治療にプロスタグランジン系の点眼薬を使用していたら「まつげが伸びた!」という情報を知った若い女性が、緑内障でもないのに眼科に押し寄せて「ルミガン」の処方を希望したという話を聞いて驚きましたが、さらに「失明」や「色素沈着」などの副作用があると知りながら、眼科で処方してもらえないから個人輸入で「ルミガン」を手に入れたという話を聞いて、どれだけ危機管理能力が欠如しているのだろうと呆れてしまいました。

まつげ美容液の育毛効果と危険性

育毛効果のあるまつげ美容液を使用したことによる重大な副作用が報告されています。

プロスタグランジン系の薬は数が多いのですが、成分表にビマトプロスト・プロステノールアミドと書かれていたら間違いなくプロスタグランジンが含まれているので要注意です。

「ルミガン」は、まつげ専用美容液として、「ラティース」と言う名前でも製造・販売されています。

プロスタグランジン系の成分を含むまつげ美容液として、「リバイタラッシュ」を購入することが、ハワイに行った女性の間でブームになりましたが、色素沈着やかぶれにくれぐれも注意が必要です。

さいごに

購入したい人がいるから販売するのか、販売されているから購入するのか・・・

購入する側は見た目が美しくなれば副作用があっても使用するのか?
販売する側はお金になれば何でもアリなのか?

副作用が起こることを承知の上で使用して、目の周りが色素沈着を起こしたり、お岩さんのように目が腫れてしまったり、眼瞼下垂になってしまったら、それこそ目も当てられません。

安全とは言い切れませんが、まつげエクステにとどめておけばいいのになぁと思います。

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